管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2533
|
日時: Wed Feb 08, 2023 7:36 pm 記事の件名: 祇園甲部歌舞練場リニューアル 開場式に芸妓や舞妓が華やぎ添え |
|
|
耐震改修のため6年4カ月にわたって休館していた祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)の工事が完了し、7日、招待客やお茶屋関係者ら約600人が集まって開場式が行われた。
大正時代に建てられた本館は木造2階(一部地下1階)建て、延べ床面積2802平方メートル。大正、昭和の趣を伝える建物デザインはそのままに、内部構造を補強した。2020年1月に工事を始め、舞台板や柱などの部材をいったん取り外した上で木製の骨組みを鉄骨フレームで覆うなどした。
また、本館と一体化する形で芸舞妓の技芸学校と小劇場を新築した。総事業費は約62億円で、約8億円に上る寄付金が全国や海外から寄せられた。
開場式は京舞井上流家元・井上八千代さんの舞う地唄「倭文(やまとぶみ)」で開幕。続いて八坂女紅場学園の太田紀美理事長が「皆々さまのおかげで今日の日を迎えることができました」とあいさつし、支援への感謝の思いを述べた。そろいの黒紋付き姿の芸妓が木を打ち鳴らしながら詞章やかけ声を唱和する「手打」や、舞妓による京舞「京の四季」もあり、歌舞練場の新たなスタートに華やぎを添えた。
4月1日開幕の公演「都をどり」で本格的な使用を開始する。 |
|