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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Sun Nov 27, 2022 5:40 pm 記事の件名: 祇園をどりの舞台上 芸舞妓のあでやかな舞と紅葉の美しい共演 |
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秋が深まり、京都市内でも街路樹が色づいてきた。紅葉狩りもいいが、今年は身近な場所で舞台上の紅葉をめでることができた。
11月上旬、京都市東山区の祇園会館で花街・祇園東の公演「祇園をどり」が3年ぶりに開催された。演題は「蘇民将来末弥栄(そみんしょうらいすえのいやさか)」。八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の故事や境内の末社・美御前(うつくしごぜん)社の神徳などを、芸舞妓たちが優美な踊りで表現した。
フィナーレは、紅葉の八坂神社境内を背景にした総踊りだ。祇園の四季を詠み込んだ「祇園東小唄」に合わせて、黒紋付き姿の芸妓と“だらりの帯”の舞妓があでやかな舞を披露。扇を巧みに使う様子は、まるでひらひらと舞い散る紅葉を間近に見るようだった。
鐘の響きも新玉のよい事始めと火縄舞う―と「祇園東小唄」は続く。師走はもうすぐだ。 |
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