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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Wed Nov 09, 2022 5:35 pm 記事の件名: 祇園で「かにかくに祭」歌人吉井勇しのぶ 「都をどり」と花街と |
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祇園の風情を愛した歌人吉井勇(1886〜1960年)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区元吉町の白川のほとりで営まれた。
祇園甲部組合の太田紀美取締、杉浦京子副取締、祇園甲部芸妓組合組合長のまめ鶴さん、芸妓の豆まるさん、舞妓の豆結さんの5人が参加。「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と刻まれた歌碑の前に菊の花を手向け、静かに手を合わせた。
豆まるさんは祇園甲部歌舞練場の改修工事が近く終わることに触れ、「次の都をどりは吉井先生ゆかりの祇園町の歌舞練場に戻ってくるのがうれしおす」と語り、豆結さんは「初めての歌舞練場での都をどりを頑張ります、とお伝えする気持ちでお参りしました」と話した。
東京生まれの吉井は1930年代に京都に居を移した。「都をどり」の作詞を手がけるなど花街とゆかりが深く、歌碑は吉井の古希の祝いとして1955年11月8日に友人の谷崎潤一郎らが建立した。同組合が毎年この日に式典を営んでいる。 |
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