管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2543
|
日時: Sun Oct 23, 2022 4:34 pm 記事の件名: 中国・唐代の「餅茶」再現 大津・坂本の日吉大社でイベント |
|
|
蒸した茶葉をすりつぶして固めた中国・唐代の「餅茶(へいちゃ)」を大津市坂本産の茶葉で再現した市民プロジェクトが22日、坂本餅茶と名付けて同市坂本5丁目の日吉大社に奉納し、唐風茶会を開いて参拝者らにふるまった。
中国茶や歴史の研究者、地元の社寺関係者らで2020年に結成した「日本最古のお茶伝承プロジェクト」が企画した。今年5月に、比叡山延暦寺の開祖最澄が唐から持ち帰った茶の種を植えたとされる「日吉茶園」や近隣の里坊に植わる茶の木から約1・6キロの葉を収穫。唐代の製茶法で再現した。
この日は日吉大社境内で、プロジェクト発起人の堀井美香さん(56)=石山寺2丁目=が、少量の塩を加えて煮出す当時の喫茶法で参加者に餅茶を披露した。参加者は「香りがいい」「塩味がまろやか」などと感想を口にした。
境内の別の場所では、茶摘みから製茶までの過程を紹介する写真パネルや、唐代に使用されていた茶具のレプリカなどを展示。堀井さんは「喜んでもらえてよかった。今後は茶の歴史を整理して勉強会を開いたり、お茶に親しむ場をつくったりして坂本の魅力を発信したい」と話した。 |
|