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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Sat Feb 28, 2015 5:52 pm 記事の件名: 花街の軒下、いけばな彩る 京都・先斗町、夜間点灯も |
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京都の五花街の一つ・先斗町(京都市中京区)で、通りのお茶屋などの軒下をいけばなで彩る「先斗町軒下花展 此町に花」が28日から始まる。伝統ある街並みや建物の良さを再発見してもらおうと、住民らが企画した初めての催し。夜間はライトアップも行い、市民や観光客を迎える。
先斗町界わいの景観保護などに取り組む住民団体「先斗町まちづくり協議会」が主催し、華道家や立命館大学の学生、市職員など約30人が協力する。
先斗町通の先斗町公園〜四条通までの約300メートルで、花を生けた木箱をつるしたり、置いたりし、夜間には小さなスポットライトで照らす。道幅が狭く、東山区でのライトアップイベント「花灯路」のように、道沿いに露地行灯(あんどん)や大きないけばな作品を置くことは難しいが、住民らが工夫を凝らし、先斗町独自の空間を演出する。
27日には、華道家や学生らが集まり、サクラやバラ、アジサイ、ヤナギなどを生けた約70個の木箱を、お茶屋や飲食店の軒下に次々と飾り、最後の準備を終えた。
華道家の西村良子さん(26)は街並みの良さが際立つよう花を生けたといい、「それぞれの場に合う花を選び、建物がきれいに見えるように心がけている」と話す。
同協議会の神戸啓副会長(38)は「先斗町に飲食店を探しにくる人が多いと思うが、ふと花を見て、先斗町らしい建物や街並みの良さに目を向けてもらえれば」と意気込む。
28日〜3月2日の午前10時〜午後11時まで。1日午後1時半からは「伝統文化継承装置としての花街のまちづくり」と題したシンポジウムが近くの元立誠小で開かれる。 |
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