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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Wed Oct 19, 2022 4:11 pm 記事の件名: 京都大学の特定教授が無重力下で描く「生け花」が美しい 最先端 |
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無重力下で飛び散った絵の具の軌跡をアートにしたデジタル映像作品「サウンドオブ生け花」を、京都大防災研究所の土佐尚子特定教授らが制作し、18日発表した。赤ちゃんの産声を振動として与えると、絵の具は色が混ざり合いながら伸びやかに上昇し、生け花のような美しさを見せた。
昨年8月、土佐さんらは小型航空機内に機材を持ち込み、放物線の経路で飛行することで機内に無重力に近い状態をつくる「パラボリックフライト」を計2日間実施。その中で、アクリル絵の具が動く様子を1秒当たり2千コマの高速カメラ6台で撮影。再生速度を100分の1に編集した映像を作品として計16点制作した。
これまでも産声を振動に用いた作品を作っているが、無重力下では絵の具の飛び散り方がより活発で、上昇し続ける特徴も分かったという。土佐さんは「作品は一期一会で、一つとして同じものは生まれない。最先端技術とアートの融合がつくる魅力をぜひ見てもらいたい」と話している。
11月から1カ月間、全国の商業施設「イオンモール」で2分半にまとめた映像が紹介される。 |
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