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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Tue May 31, 2022 5:10 pm 記事の件名: 京都・祇園甲部で舞妓デビュー 今年初、コロナ乗り越え「おおき |
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京都五花街で最大の祇園甲部(京都市東山区)で30日、上京区出身の舞妓・佳つ秀(かつひで)さん(16)が店出し(デビュー)の日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で花街では新人の舞妓が減っており、祇園甲部でも今年に入って初めての店出し。置屋(おきや)の女将や先輩の舞妓に見守られて新たな一歩を踏み出した。
佳つ秀さんが「仕込み」として置屋「小田本」で修業を始めたのは昨年2月。コロナ禍でお茶屋の営業自粛や時間短縮が繰り返された時期だったが、佳つ秀さんは「コロナ禍には関係なく舞妓さんになりたいという気持ちが強かった」という。
仕込み中には3年ぶりに開催された「都をどり」で、先輩の舞妓の支度の手伝いなどを経験。公演中の忙しさを体感した。
祇園甲部では昨年9〜11月に7人の舞妓が店出しをした。コロナ禍の収束が見えない中、新たな仕込みを受け入れる置屋は減少。現在は2人が修業を続けており、佳つ秀さんの店出しは地域の明るい話題になったという。
この日、佳つ秀さんは「お姉さん」となる芸妓と固めの杯を交わした後、あいさつ回りに出発した。「応援してくださる方に『おおきに』という感謝の気持ちを忘れず、笑顔あふれる舞妓になりたい」。女将の小田本昌子さんは「素直で笑顔よしで気がつく子に育ってほしい」と見送った。 |
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