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登録日: 2008.01.20 記事: 2542
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日時: Fri Jan 07, 2022 4:35 pm 記事の件名: 京都・祇園の芸舞妓も始業式 「おめでとうさんどす」あいさつ交 |
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京都五花街の一つ、祇園甲部の始業式が7日、京都市東山区であった。年頭の恒例行事で、黒紋付き姿の芸舞妓ら約100人が一年の精進を誓った。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催。正月用の稲穂のかんざしを挿した芸舞妓が、午前11時ごろから祇園甲部歌舞練場に隣接する八坂倶(く)楽(ら)部(ぶ)を訪れ「おめでとうさんどす」「どうぞ相変わりませず、おたの申します」と新年のあいさつを交わした。
開式に先立ち、伎芸を教える八坂女紅場学園の太田紀美理事長は「祇園町の芯に『都をどり』がある。今年は何としてもやりたい」と強い思いを語った。今年成人式を迎える舞妓の佳(か)つ笑(えみ)さん(20)と美羽子さん(20)は「一人の大人としても、舞妓としても頑張っていきたい」「下の子たちのお手本になりたい」と話し、晴れやかな笑顔を見せた。
正午からの始業式は感染予防のため非公開で行われ、芸妓組合長のまめ鶴さんが市観光功労者として市長表彰を受けたほか、成人式を迎える舞妓6人を祝った。また、京舞井上流家元の人間国宝、井上八千代さんが地唄「倭(やまと)文(ぶみ)」を舞い、新年をことほいだ。
例年は祇園東、先斗町、宮川町の各花街も7日に始業式を行うが、今年はいずれも中止や簡略化された。9日に始業式を行う上七軒も、今年は中止の予定。 |
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