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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Sat Nov 06, 2021 3:06 pm 記事の件名: 大入り願い「まねき書き」 京都・南座「顔見世」前に |
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師走の京都・南座(京都市東山区)「顔見世興行」を前に、歌舞伎役者の名前を看板に墨書する「まねき書き」が進んでいる。6日は、京都育ちの看板役者、片岡仁左衛門さん(77)=人間国宝=の名が力強くしたためられた。
今年の顔見世は新型コロナウイルス禍もあり、例年より1週間ほど短い12月2〜23日。昨年同様、例年の昼夜2部制から3部制に変えて開く。
客席の使用も定員の6割ほどに抑えるが、そうした条件下での大入りを願って、今年も看板の隅々にまで筆を走らせる勘亭流(かんていりゅう)の書体で、書家の井上玉清(ぎょくせい)(本名・優(まさる))さん(76)が清酒入りの墨で揮毫(きごう)。「興行の無事と、早く元のような顔見世に戻るようことを願います」と思いを込めた。
作業場所の妙伝寺(左京区)には、すでに書き終わった40枚の白木の看板がずらり。この後、名前の頭に紋を入れ、南座正面に看板を掲げる「まねき上げ」(11月下旬)に備える。 |
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