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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Wed Jul 14, 2021 5:24 pm 記事の件名: 純白に透ける花びら 京都・宇治で「平等院蓮」見頃 |
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京都府宇治市宇治の平等院で、境内の発掘調査において江戸時代後期(約200年前)の地層から出土した一粒の種を発芽させた「平等院蓮」が今年も開花している。花びらが透けるほど薄いのが特徴で、清楚(せいそ)な大輪を拝観者が楽しんでいる。
1999年に鳳凰堂前の阿字池発掘調査で出土した種を発芽させ、2001年以降毎年花を咲かせている。つぼみの状態では先端がわずかに紅色だが、開花すると純白に変わる。鳳凰堂の本尊・阿弥陀如来坐像の背後に描かれた「仏後壁」(国宝、平安時代)にも、先端に朱をさした花びらが見られる。
今年は梅雨入りが早く、日照時間が少なかったために例年より10日程度遅い7月初旬に開花し始めた。阿字池べりに置かれた平等院蓮の白色の花が、背景に写る鳳凰堂の朱色と好対照を見せている。見頃は8月初旬ごろまで。境内には、平等院蓮10鉢程度を含めて15種類約55鉢が展示されており、通常の拝観料で見られる。 |
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