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絶滅危惧種の観賞型温室新設へ 京都府立植物園が国内初

 
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登録日: 2008.01.20
記事: 2492

記事日時: Sat Oct 18, 2014 8:00 am    記事の件名: 絶滅危惧種の観賞型温室新設へ 京都府立植物園が国内初 引用付きで返信

 京都府立植物園(京都市左京区)は来春、国内で絶滅が危惧される植物を栽培し、来園者に観賞してもらう温室を新設する。絶滅危惧種の「観賞型温室」は国内初といい、将来は500種類の絶滅危惧種を育て、繁殖や研究機関への提供も予定している。園は「希少種保護の重要性と、それに取り組む園の活動を知ってもらいたい」と話している。

 新たな温室は、植物の保管や育成の充実を掲げて2009年に策定した園の整備計画の一環で造る。園の北西約140平方メートルで、賀茂川門近くにある「四季彩(いろどり)の丘」に設ける。

 栽培するのは、鹿児島県奄美大島の固有種トリガミネカンアオイや、四国に自生するジョウロウホトトギス、ランの仲間など環境省が指定する日本の絶滅危惧種のほか、府のレッドデータブックに記載されている絶滅寸前種のキブネダイオウやオオキンレイカ、オグラコウホネなどで、すでに約300種類の株を入手している。

 温室は、京都の夏の暑さから守るため赤外線を遮断するガラスで覆って温度の管理を徹底する。換気扇や霧状に水分を放出する機器を置き、余分な栄養やかびなどを除去した水をまいて、植物が生育しやすい環境をつくる。

 園は昨春、クマガイソウなど約50種が観賞できる屋外の「絶滅危惧種園」を開いたが、来園者にさらに植物保護の意識を高めてもらおうと、数を増やして温室スタイルにした。また、園は通常、1株しか入手できない希少種は展示せずに「バックヤード」と呼ばれる非公開の場所で保管している。

 観賞型温室は来年4月のオープンを目指し、将来的には大学や研究機関との連携を深め、園を繁殖の拠点にする計画で、増やした希少種の株分けなども行う予定。

 府立植物園の長澤淳一園長(57)は「全国では財政難などで希少種保護という地味な活動はできなくなっている」とした上で、「バックヤードは5年、10年先の園をつくる。我々の園が率先して種の保存に取り組み、活動を多くの人に見てもらいたい」と話している。
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