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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Mon Nov 25, 2019 4:07 pm 記事の件名: 源氏物語ゆかりの伝説女性「宇治の橋姫」 関連資料でたどる |
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京都府宇治市宇治の市源氏物語ミュージアムで、宇治橋の守り神などと伝えられ、源氏物語ゆかりの伝説の女性「宇治の橋姫」をテーマにした企画展が開かれている。江戸期から明治期にかけての名所案内書や関連資料など116点で紹介している。
宇治の橋姫は、平安時代の「古今和歌集」で、恋人を待つ女性になぞらえて詠まれたほか、源氏物語の宇治十帖では「橋姫」と題した巻がある。会場には古今和歌集のほか、源氏物語に関する江戸期の注釈書「湖月抄」を並べた。
平安から時代が下ると嫉妬の神として描かれるようになり、江戸後期の名所案内書「宇治川両岸一覧」の該当部分を展示。宇治橋西詰めに祭られていた橋姫神社のご神体は「鬼女の裸身に…」などと記され、異なるイメージが広がっていく様子が分かる。
明治初期の洪水で流出した橋姫神社が槙島村(当時)で発見された記録や、江戸期に使われた宇治橋擬宝珠(ぎぼし)などもある。来年1月19日までで、月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始(1月2、3日を除く)が休み。要入館料。 |
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