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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Thu Feb 21, 2019 5:01 pm 記事の件名: 芸舞妓艶やか 京おどりの衣装合わせ 4月1日開幕「手打ち」初 |
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京都五花街の一つ、宮川町の春公演「京おどり」が4月1日、宮川町歌舞伎練場(京都市東山区)で開幕する。20日は衣装合わせが行われ、さまざまな舞踊シーンを彩る芸舞妓(げいまいこ)たちが艶やかな衣装をまとって舞台に登場すると、早くも春の到来のような雰囲気となった。
70回目の記念すべき今年のタイトルは「夢叶(ゆめかなう)京人形」(全8景)。前半は児童小説の名作「不思議の国のアリス」を題材に、ウサギに誘われたアリスのように、城の人形たちに導かれた小姓が手まりを探すというストーリーの舞踊劇。後半は、新天皇の即位と新元号の制定を記念して京おどりならではの奉祝作品を披露する。
さらに今年初めて披露するのが「手打ち」。手打ちは芸妓が拍子木などを一斉に打ち鳴らしながら、ほめ言葉などをうたう慶事の出し物で、これまで宮川町にはなかった。
「胸張りすぎたら偉そに見える」「めでたいんやから顔元はやさしく」−。若柳流五世宗家の若柳吉蔵(きちぞう)家元や日本舞踊家、若柳吉金吾(きちきんご)さんの指導の下、37人の芸舞妓がポスター用の撮影に臨んだ。芸妓が道成寺や藤娘などの京人形になりきるシーンでは、背景の襖(ふすま)が大きく描かれたため、まるで本物の人形のように見える舞台演出になっている。
脚本・演出家の北林佐和子さんは「外国の人にもわかりやすいテーマで作った。花街の伝統や伝統芸能のおもしろさを知る足がかりになれば」と話している。
公演は16日まで(1日3回)。料金は2200円からで、茶券付の一等席は4800円。問い合わせは宮川町歌舞会(075・561・1151)。 |
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