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　京都五花街の芸舞妓による合同公演「都の賑（にぎわ）い」が２８日、京都市東山区の南座で始まった。約８０人の芸舞妓が競演し、情感豊かな舞台を繰り広げた。

　２１回目の今年は、先斗町は清元「卯の花」、祇園甲部は地唄「祇王祇女」、宮川町は長唄「豊後道成寺」、祇園東は長唄「喜三の庭」、上七軒は長唄「藤娘」の演目を披露した。

　人気の合同演目「舞妓の賑い」では、各花街から４人ずつ舞妓が出演し、計２０人がそれぞれの流派による振り付けで「祇園小唄」を舞った。色とりどりの衣装の舞妓たちが場所を入れ替わりながら華麗に舞い、観客が見入っていた。

　同公演は、京都伝統伎芸振興財団と京都花街組合連合会の主催。平安建都１２００年を記念して１９９４年から毎年開いている。２９日まで。当日券もある。同財団ＴＥＬ０７５（５６１）３９０１。