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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Sat Oct 13, 2018 6:25 pm 記事の件名: ミズアオイ13年ぶり開花 京都、東本願寺の飛び地・渉成園 |
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京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺の飛び地境内「渉成園(しょうせいえん)」(枳殼(きこく)邸)で、京都府の絶滅寸前種に指定されているミズアオイが13年ぶりに開花した。府内では非常に珍しいとされている花で、同派は「生物多様性を維持するために保護策を考えていきたい」としている。
ミズアオイはミズアオイ科の水生植物。水田や湿地に生える一年草で9〜10月に青紫色の花をつける。かつては京都市南部や乙訓、山城地域でよく見られたが、水田の開発や農薬の使用などで数を減らしている。
宗派によると、9月下旬、渉成園の管理を委託している造園会社の庭師が園内の「印月池」南西部で青紫色の花が咲いているのを発見、京都大の瀬戸口浩彰教授(植物保全学)がミズアオイと確認した。
昨年、池では水を抜いて底の土を耕す作業をしていた。同園では2005年にも咲いた記録があるといい、府立植物園(左京区)によると、「13年前にできた種が池の底にあり、作業によって水位が変わるなどして発芽し、開花したのではないか」としている。1日しか咲かない花のため、現在は花を見ることはできないという。 |
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