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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Mon Mar 26, 2018 4:52 pm 記事の件名: 府庁の桜 |
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▼京都府庁旧本館(京都市上京区)の中庭で、しだれ桜が開花した。花をめでながら音楽や舞踊、物産展などを楽しむイベント「観桜祭」が、24日に始まった
▼円山公園の桜をルーツとする「祇園しだれ桜」が、最初に見頃を迎えた。幕末の京都守護職の名にちなんだ山桜の一種「容保(かたもり)桜」や福島県復興支援の願いを込めた「八重桜はるか」なども続いて開花していくだろう
▼庭を取り囲むルネサンス様式の旧本館は、明治後期の1904年に創建された当時の姿をとどめる。国内最古の現役の官公庁舎として、重要文化財に指定されている
▼広大な吹き抜け空間に華麗な装飾が施された旧議場、71年までの歴代知事が執務した重厚な部屋も見学することができる。ここでは「革新」「保守」という異なる立場から激しい政策論議を繰り広げた末に、京都府政の道筋をつけてきた
▼知事選が始まり、新人2候補が街頭や演説会で府政の将来像を語っている。国会議員や市町村長の首長選挙と比べて、知事選の投票率は残念ながら伸び悩んでいる。前回は過去最低にとどまった
▼今回の投票日と同じ4月8日まで、旧本館の観桜祭は催されている。中庭の桜を前に、府政の来し方、現在と未来へ思いを巡らせるのも、次のリーダーを選ぶ一助となるのではないだろうか。 |
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