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記事日時: Sat Nov 08, 2014 5:52 am    記事の件名: 京都の絶滅危惧種・キクタニギク復活を 緑化協会、京都駅で展示

 現在では地元で見られなくなってしまった京都市東山区ゆかりのキクタニギクを復活させる取り組みを、市都市緑化協会が行っている。6日から下京区の京都駅ビルにある「緑水歩廊」で展示が始まった。京都府内の生育域は狭まっており、協会は「野性味の一方、かれんな花。まずは東山にこういう植物があったことを知って」と話す。

 キクタニギクは大きさ1〜1・5センチの黄色い花が咲く。環境省レッドリストの準絶滅危惧に分類され、府の絶滅危惧種に指定されている。国内では本州、九州、四国の河原などに自生する。

 この花は東山区の高台寺北側を西に流れる菊谷川の河岸にかつては群生していたという。江戸時代、本居宣長が和歌に詠むなどキクタニギクの咲く菊谷川は名所として知られていた。

 しかし、明治以降の都市化や墓地開発などで流域では見られなくなった。現在市内では西京区で自生が確認できるが、近年シカの食害で急減している。加えて、韓国産とみられる外国由来のキクタニギクが15府県で確認されるようになり、協会は交雑に危機感を強めている。

 協会は「京都の地名のついた植物を大切にしよう」と近年保護と繁殖に乗り出した。10月には育成講習会を開き、約30鉢を市民や区内の住民団体に託した。交雑などを避けつつ、種を多く取ってもらい繁殖を目指す。

 展示は19日まで。協会は「寺や神社などで展示してもらえると似合うのでは」と提案している。

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